行政書士試験突破塾

平成17年度行政書士試験合格者
E・Y様(埼玉県)

 私は3度目の受験で行政書士試験に合格することができました。合格までに3年近くかかってしまったのですが、これまでの経緯、勉強方法などを記してみたいと思います。

---行政書士資格の取得を志した動機---
 以前に社会保険労務士の資格を取得し、会社でもその関連業務を担当しているのですが、より広い視野を持つべく、行政書士の資格取得を志しました。

---勉強時間(仕事との両立)---
 私の場合は会社員で自由に勉強時間が取れるわけではなく、通勤時間と会社の昼休みを利用して行政書士試験の勉強をする毎日でした。実質的な勉強時間は、一日平均1時間半から2時間程度です。朝の電車では比較的混雑の少ない時刻、車両を見つけておき、ほぼ毎朝、同じ電車の同じ場所で勉強をしていました。また、帰宅途中で勉強の区切りが悪くなりそうな時などは、しばしば駅のベンチで勉強を続けることもありました。ただし家では家族との時間を大切にするため、そして自身のリフレッシュのためにも勉強は控えました。行政書士試験のための年間の勉強時間は400時間程度だと思います。

---使用した教材、取り組み方法等---
行政書士受験1年目(平成15年度)

週刊住宅新聞社 うかるぞ行政書士予想問題集
成美堂出版    行政書士完全基礎攻略問題集
成美堂出版    この一冊で合格 過去問分析行政書士試験
DAI-X出版    行政書士合格レベル問題 社会情勢編
DAI-X出版    行政書士合格レベル問題 一般教養編

 市販の問題集5冊を2~3回転させて試験に臨んだのですが、今思うと本当に甘く見ていました。自己採点では良くてボーダーラインすれすれのところでした。こういう状況では次の行動に移りにくいものなのですが、行政書士試験の難易度が明らかに変わったこと、結果発表まで3ヶ月間もあること等を踏まえると、無為に時間を費やすことには大きなリスクを感じました。ちょうどその頃、仕事上参加しているメーリングリストで突破塾のことを知り、まずは憲法の申し込みをしました。結局、その年の行政書士試験には不合格だったのですが、すでに勉強は再開していたため、不合格のショックはさほどありませんでした。

行政書士受験2年目(平成16年度)
突破塾平成16年度行政書士試験向け通信講座

 全科目、突破塾の通信講座を使用しました。まずはCDを聞き、テキストの内容を理解することから始めました。そしてそれまでの自分の勉強の浅さを痛感すると共に、一つ一つの科目を体系的に、理解中心で勉強することの大切さを再認識しました。また、わからない点については、メールや掲示板で質問しました。質問への対応はとても丁寧でわかりやすいものでした。掲示板については、自分の質問のみでなく、他の受講生の質問とそれに対する回答にも目を通しました。テキストのページ数、CDの枚数共に多く、一通り終わらせるのには時間がかかりましたが、それでも最初に送られてきた憲法のテキストは5回程度、一般教養でも1回は読み直しをしました。ちなみにCDの再聴はしていません。また、行政書士試験の直前期には前年も使用した問題集を一通り解き、知識の定着度を確認しました。正答率は前年よりも格段に良くなっていました。こうして2度目の行政書士試験に臨んだのですが、全体では100点を超えていたにもかかわらず、一般教養の足きりラインにあと1問足りなかったため、再度不合格となってしまいました。さすがにこの時は釈然としないものがありましたが、ここで諦めてしまっては今までの努力が無駄になると思い、試験終了後すぐに勉強を再開しました。

行政書士受験3年目(平成17年度)
突破塾平成16年度行政書士試験向け通信講座 
突破塾バージョンアップ教材
LEC 公務員試験地方上級、国家Ⅱ種ウォーク問本試験問題集(文章理解)

 前年も使用した平成16年度行政書士試験向けテキストの読み込みを続け、1年間で全科目を3~4回転させました。バージョンアップ教材に関してはCDを一通り聞き、補足テキストは2~3回読み直しをしました。また、掲示板での受講生の質問とそれに対する回答には、引き続き目を通していました。更に国語での失点を最小限度に抑えるため、市販の問題集(文章理解)にも取り組みました。
 こうして3度目の受験。行政書士資格取得を志してから約3年、私はようやく合格することができました。

 以上が私の行政書士試験合格までの経緯ですが、しっかりとした教材を使用し、忙しくても勉強する時間を作るよう心がければ、仕事と両立しながらでも行政書士試験には合格できると思います。私は法学部出身でもなく、受験予備校にも通いませんでしたが、諦めずに勉強を続けることで合格することができました。最初から突破塾の通信教育を使用していれば、もう少し早く合格できたかもしれません。私の体験記が、現在仕事をしながら勉強されている方、或いはこれから勉強を始めようとされる方にとって、何かしらの参考になれば幸いです。また、突破塾スタッフの方々には終始丁寧な対応をしていただき、本当に感謝しております。

 突破塾の今後益々のご清栄を祈念して、私の体験記を終わらせていただきます。