行政書士試験突破塾

平成27年度行政書士試験合格者
受験番号1910227 受験回数2回
S・O 様(群馬県)

成績表

【受験の動機】
 私は、他士業で開業して10年ほどになりますが、日々の業務の中で、お客さまから行政書士の職域に関する依頼、相談を受けることが多く、せっかく数ある事務所の中から私の事務所に依頼、相談をいただいたお客さまに私自身が応えられるようにしたいと考え、Wライセンスを目指すことにしました。

【突破塾を選んだ理由】
 合格までに何年も費やすよりも短期合格したい。投じる費用は高いより安い方が良い。でも安かろう悪かろうでは困る。資格取得を考える人の多くがそう考えると思います。私もその1人です。
 ですので、1回目の受験は、独学でどこまでできるのか?大手予備校のテキスト1冊と過去問集を購入して臨みましたが、結果は8点足らずに不合格でした。憲法(人権)と行政法(総論)は抽象的で、まだ理解が不十分であることが敗因と自己分析しました。
 自分の弱点を見つけられれば、弱点を潰せば良いわけで、それには受験予備校の力を借りるのが一番です。通信講座のある受験予備校を探し始めたところ「突破塾」の存在を知りました。テキストに書かれた文章を読み進めていくだけの勉強法よりも、講義を聞いて、講義の後にテキストに戻って復習する勉強法の方が「理解の早さ、正確さ」「記憶の定着度」において効果的です。
 当初は弱点科目だけを受講しようと考えていましたが、突破塾ならば全科目一括コースでも大手予備校と比べて費用がかなりお得でしたので、自分では理解していると思っている科目の中にも理解の浅い分野があれば潰していくつもりで全科目を受講することにしました。

【各時期の学習】
 突破塾の力を借りての2回目の受験は、5月の連休から勉強を再スタートさせました。仕事を終えてから毎晩CDを1枚ずつ(時間に余裕があるときは1枚半)、休日には2枚ずつ聞いていき、聞いた後は必ずテキストと条文に当たって復習しました。
 それでも憲法、民法、行政法、商法と一通りの学習を終えたのは夏の暑さも一段落した頃になっており、過去問に当たって正解できなった条文と判例を1つ1つ潰しつつ、一般知識のCDを聞いていきました。
 直前期には、突破塾から送られてきた記述対策のオリジナル問題集に当たり、理解が足りない弱点を潰していきましたが、これはかなり効果があったと思います。突破塾のオリジナル問題集では、択一式でしか出題されない科目についても「自分で書いてみる」ことを求められます。択一式では消去法で正解することはできても、自分で書いてみてきちんと正解が書けるかどうかで、理解が不十分な部分が浮かび上がり、弱点潰しに役立ちました。

【勉強法(突破講座活用法)】
 記憶が優先される科目(憲法統治、家族法、会社法、地方自治法)はCDをスピーディーに聞き、理解が優先される科目(憲法人権、民法総則・財産法、行政法総論)はCDを何度も停めながら正確に理解できるように聞くようにしました。

【他に使用した教材】
 判例百選(憲法)
 判例六法
 出る順過去問題集・法令編(LEC)

【心がけたこと】
 法律の試験ですので基本は「条文」の理解、次に記憶だと思います。
 民法や会社法、地方自治法などは条文の数が膨大ですが、広く浅く知っていることよりも、知っていなければいけない条文を「正確に」理解するように心がけました。
 もちろん判例も重要ですが、たくさんの判例の結論を知っていることよりも、知っていなければいけない判例の「考え方、結論に至る道筋」を「正確に」理解するように心がけました。
 出題範囲が広いので、あれもこれもと手を広げてしまいがちですが、高得点を取ることを考えるのではなく、合格点を取ることだけを考え、確実に使える駒を1つ1つ増やしていくようにしました。
 そして継続です。仕事で遅くなったり、疲れていたりする日でも必ずCD1枚は絶対に聞く、必ず1時間は勉強の時間を取りました。

【試験当日のエピソード】
 1問目、2問目が基礎法学で、思いも寄らない問題が出てきますが、本試験は時間との戦いになりますので、わからなければ気にせずに飛ばし、配点の高い記述問題に十分な時間を確保できるようにしました。
 一般知識は最後の3問の文章理解から手を付けて確実に得点するようにしました。
 考えれば突破口を見出せる問題、そもそも知らなければ解けない問題を見極めることが大事なのは、どんな試験でも同じだと思います。

【試験結果】
 法令等択一式 5肢択一式 124点/160点
        多肢選択式  24点/24点
        記 述 式  44点/60点
 一般知識等  5肢択一式  36点/56点
 総 得 点        228点/300点

【試験後の感想(お世話になった人へのお礼など)】
  出題される問題の難易度そのものは決して易しくありませんが、理解すべきポイントを正確に理解するように学習していけば自ずと合格が見えてくる試験だと思います。あやふやな知識をどれだけ豊富に持っていても合格できませんが、講義で触れる内容について正確な理解に基づく正確な知識を1つ1つ身に付けていけば、少ない勉強時間、少ない持ち駒でも十分に合格できると思います。