行政書士試験当日の心構え

とっぱ先生:今日は、行政書士試験当日の会場での心構えを話し合ってみましょう。

行政書士受験生ノディ:私はいつもあがってしまって。去年の行政書士試験なんて「もうだめだ」と思ったら15分ぐらいフリーズしてしまい、結局失敗してしまいました。

行政書士受験生モリィ:そうそう、私もとてもあがり性なので今からドキドキしています。

とっぱ先生:そうですね。緊張してしまって本来の実力を発揮できないのはとっても残念なことですね。
 簡単なところでは、実際の行政書士試験で難しい問題にあたって「もうだめだ」と思ったら、やる問題を変えることですね。一般知識等からやっていたならば、法律科目にするとか、前からやっていたなら後ろからやるとか。問題を変えると気分転換になって、あがることを抑えてくれるでしょう。行政書士試験の場合、結構予想外の出題がなされたりします。そうした場合には、あがり性でない人も突然びびったりしますので、このような気分転換は大事でしょう。
 あと、緊張しそうになったら、深呼吸をするのも効果的ですね。お腹から息をすることで落ち着くと思います。また、手を動かしてみるといいともいわれていますが、これは、私はやったことがないので、効果のほどはわかりません(笑)。

行政書士受験生モリィ:私は、行政書士試験の模試では、試験の直前に洗面所に行って顔を洗うことにしています。これをやると結構落ち着きます。そして、ハンドタオルを濡らしておいて、試験中にドキドキしてきたらそれで顔を拭くようにしています。
 あと、あがってしまって「もう頭が回らない」というところまできてしまったならば、トイレに行ったりもします。ただ、時間がなくてせっぱ詰まっていたときや、トイレの位置が遠いときに行くのはちょっと勇気が入りますけど・・・。

とっぱ先生:顔を洗うという方法は私もテレビで見たことがあります。モリィさんは、ずいぶん研究していますね。あと、トイレの位置は確認しておいた方がよいですね。

行政書士受験生ノディ:私は問題を解くのが遅いほうなので、「試験の最中にトイレに行きたくなったらどうしよう」、と心配してしまうのですが。

行政書士受験生モリィ:そうですね。試験の前にトイレに行くことは当然としても、時間がないときに行きたくなったら困りますね。

とっぱ先生:う〜ん、そうですねえ。そういえば私の友人で、行政書士試験の前に体をこわしてしまって、病院通いをしていた人がいるのですが、あとで聞くと、心配しすぎて何度トイレに行っても行ってもまた行きたくなる病気になったそうなんです。

行政書士受験生ノディ:え!!そんな病気あるんですか?(笑)。

とっぱ先生:私もそのとき驚いたのですが、その人は薬をもらってトイレに行きたくなることを抑えたみたいです。でも、そんな薬を飲んだら、頭の働きが悪くなって試験の結果が悪くなってしまうのではないかと心配したのですが、本人はトイレに行きたいと思うよりはましだといっていました。まあ彼も合格しましたから、よかったのでしょう。

行政書士受験生モリィ:でも、薬を飲むまでは・・。

とっぱ先生:普通にできるのは、お昼にあまり水を飲まないことぐらいでしょうね。でも、大変ですね。私はあまり緊張するほうではないので、わかりませんが。

行政書士受験生ノディ:トイレの話で盛り上がってしまいましたが、行政書士試験の会場に持っていくものとして気をつけるものはなにかありますか?。

とっぱ先生:そうですね。まずは、当然のことですが受験票ですね。早いうちにカバンに入れておきましょう。ただ、これを忘れた場合でも焦って取りに戻るよりも、受験場でその旨をいえば仮受験票を出してくれるでしょうから、それほど焦る必要はないと思います(ただこれは、年度により変わる可能性がありますので注意してください)。
 さらに、鉛筆、消しゴム2つ、ボールペン、時計は必須でしょうね。時計に関してはデジタルよりもアナログの方がいいでしょう。あとどのくらい時間があるか一目でわかりますから。また、できるだけ文字盤が大きいものがいいですね。なかには目覚まし時計をもってくる人もいますが(笑)、小さいものならよいでしょう。
 それと、何か薄い行政書士試験の勉強の本を持っていくといいでしょう。苦手なところをまとめたノートがあればベストです。これは、直前まで読み込むことで、もちろん勉強になりますし、同時に気休めにもなりますよ。できれば、今のうちから行政書士試験の当日にどういう教材をもっていくのか検討しておくべきでしょう。それをいま考えることで行政書士試験対策として今何をすべきか、何が足りないかを考えることにつながりますからね。

行政書士受験生ノディ:う〜〜、そんなこと考えたらほんと緊張します。ところで、行政書士試験の受験場といえば、去年私が受けた大学は、机とイスとの間が開きすぎて字が書きにくかったので、今年の行政書士試験は絶対に、座布団代わりのタオルを持っていこうと思っています。

とっぱ先生:ノディさんも、苦労しているんですね。

行政書士受験生モリィ:そうそう、私も試験会場といえば思い出しました。机がガタガタいって気になって。あれで、一点は失ったかも・・。

とっぱ先生:そういうときは、紙を折って机の下に差し込みましょう。ちょうどいい具合に、各予備校がパンフレットをくれますので、それをちぎればちょうどよいでしょう(笑)。
あと、私は栄養ドリンクを持っていってましたね。試験場で眠くなった場合や、急に疲れがでた場合のためのお守りのようなものでしたけど。行政書士試験にドーピング検査はありませんので(笑)、法に触れない限り何を飲んでもいいわけですから、頭がさえるようなものがあれば飲んだり食べたりするといいですね。

行政書士受験生モリィ:ところで、去年は試験会場に早く行きすぎたので校舎の外で待っていたのですが、そのときビニールシートを敷いて試験勉強をしている人がいましたが、なかなかいいアイデアだなあと思いました。ちょっと恥ずかしいけど。

とっぱ先生:広い大学が試験場だったらすみの方でこっそりできそうですね。男性ならビニールシートなんか敷かなくても座れるでしょうけど。そうそう、上履き・下履きを入れる袋を持ってくるように指定されている場合には忘れないようにしたいですね。

行政書士受験生ノディ:なんか細かい話になってきましたが、最後に何かありますか?。

とっぱ先生:そうですね。最後は自分の力を信じること、そして「攻めの気持ち」を忘れないことですね。人間というのはおもしろいもので、気持ちが攻めているときは自分の力が出せるのですが、守りに入るともろくて、とたんに自分の力を出せなくなってしまうものです。ですから、もし難しい問題にぶちあたったとしても、他の人もできないんだと思って攻めの気持ちを維持することが大事です。また、今まで行政書士試験に向けて勉強してきたことを思い出して、「これだけやっているのだから大丈夫だ」と言い聞かせるのも効果的でしょう。

行政書士受験生ノディ:今まであまり行政書士試験の勉強していないので「これだけやっているのだから大丈夫だ」と思えないのですが(笑)。

とっぱ先生:ノディさんもそれなりに?よく勉強していると思いますよ(笑)。とにかく自分の力を100%出し切ることだけを考えましょう。
 ノディさんもモリィさんも、試験がんばって下さいね。合格の報告を期待しております。

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